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昨日、「七転八倒の人
昨日、「七転八倒の人生録!カフェジンタ開業物語」というコンテンツをアップしました。 1万文字を超える長編ブログ記事です。 私がカフェを開業するにいたった経緯をエピソードたっぷりに書きましたので、是非読んでくださいね。 その、コンテンツの中の話題の大半は、私のうつ病との闘いの記録なのですが、私のうつ病を誘発したと推定する「糖質の過剰摂取と大量飲酒」について考察したいと思います。 もし、ご自身や周囲の方が「疲れが取れない」「理由もなく気分が優れない」などの場合、参考になるかもしれません。 人生を左右するはずの健康知識が疎かにされすぎている そもそも、糖質の過剰摂取や大量の飲酒などの食生活の乱れが、なぜメンタルに影響するのでしょうか。 若い日の私はこういうことに、とんと無頓着でした。 旨いご飯と旨い酒を仲間とワイワイやりながら食事してたら楽しいですし、嫌なことなんかも吹き飛ばして、気持ちもパーッと明るくなります。 「酒は百薬の長だ~!」なんて言いながら、暴飲暴食をしていた若き日の私。 「無知は罪なり」とはよく言ったもので、私は「うつ」を誘い込む生活をしていたことに、まったく気づいておらず、結果的に自身を滅ぼし、家族をはじめたくさんの関係者に大きな迷惑をかけてしまいました。 暴飲暴食はよくない、っていうのは聞いた話ではあっても他人事。 自分が、転落の崖っぷちに立っているなんて、思いもしなかったのです。 もし、あの時の自分が、自分の状況を正確に理解していたら…、人生は変わっていたのかもしれません。 振り返ってみて思うことは、飲食と健康の関係についての予備知識が圧倒的に不足していた、ということです。 ここでいう予備知識は、栄養についての知識ではなく、身体に関する知識です。 おおよそ現代病と言われる病は、こうした知識不足や、誤った理解の上にあるといっても、大げさではないのではないかと思うほどです。 義務教育にすべきと言ってもいいほど重要な健康知識が不足している? 多くの人が食事で得た成分が、どこに運ばれているのかは知っています。 口から入って食道を通り、一度胃袋に蓄えられて、小腸から大腸そして肛門へと、分解され必要な栄養が吸収されながら運ばれます。 しかし、残念ながらその成分は、どこでどのように扱われているかは、あまり知らないという方がほとんどではないでしょうか。 せめて肝心要のところだけでも、私たちはしっかり知っておくべきだと思います。 この肝心要のところを担っているのが、文字通り肝臓です。 私はこの肝臓についての知識は高校入試に必ず出題してもいいといっていいくらい重要だと思っています。 義務教育で完全マスターするべき知識だと思うのです。 にも拘わらず、現状はというと、意識をもって本の一冊でも読んだり、ネットで情報収集したりしない限り、知らないかあるいはテレビのバラエティ番組などで見聞きした非常に浅い知識しか持っていないような状況です。 「うつ病」に落ちていった若き日の私が、まさにそうでした。 うつ状態で心療内科に通院を始めても、医師からは食事について、適切な指導はありませんでした。 この理由は、栄養学や医学の専門家の間でも意見がまとまっていないことにあります。 他の記事で詳しく書いていますので、この件についてはそちらをご参照ください。 専門家たちが右だ左だと議論しているのに合わせて、のんびり構えている間に病気になっちゃうので、そんなの当てにせず、自分で考え方を確立しなければなりません。 肝臓について知っておくことが非常に重要だということを、まずはしっかりご認識いただければと思います。 大まかに理解するだけでも大違い!病まないために知るべき肝臓のはたらき 私たちは、もの事の大事な部分を「肝」という漢字をしようして、表現します。 「肝要」「肝心」…まさに肝臓は私たちにとって肝なのです。 それだけに、肝臓には私たちの身体にとって非常に重要な、さまざまな役割を担っています。 その働きについて、知りたければいくらでもネットで調べられますので、ここでは詳しくは扱いません。 肝臓の役割は非常に多岐にわたっているので、細かい話が多くなりがちです。 自分自身の健康を守るためには、事細かに知るよりも、基本中の基本を押さえることのほうが、よほど大切だと思います。 というわけでここでは、最も重要なこと、ぜったい頭にいれておくべきことを、これでもかというほど、シンプルにお伝えしたいと思います。 肝臓の役割の要点はたった三つです。 栄養成分を使える状態にして身体に送り出す機能。 栄養成分を後で使えるように貯蔵する機能。 不要成分を取り除き排出する機能。 私たちが口から摂取したしたものを、肝臓が処理してくれているというのはこういうことです。 飲酒は肝臓のはたらきにどのように影響するのか 呑んだお酒は主に胃と小腸で吸収されて血中に流れ込み、全身にまわります。 お酒を飲んで酔った経験がある方なら、実感として理解できると思います。 アルコールの身体の中での作用は神経細胞の麻痺です。 気が大きくなったり、声が大きくなったりするのは、脳内で抑制を司る細胞機能を麻痺させるからです。 悪いばかりではなく、過剰な抑制が弱まり、気持ちをリラックスさせたり、楽しい気持ちになるなど、快楽作用があります。 この快楽作用は困ったことに飲めば飲むほど高まります。 脳に到達したアルコール成分が「ドーパミン」という快楽ホルモンの分泌を暴走させてしまうためです。 その快楽経験が記憶に残ってしまうと習慣化していきます。 私たちの身体はそのことをよく知っていて、肝臓がアルコール成分を不要成分として分解して排出するように出来ています。 お酒を飲んで脳が快楽を得て酔っぱらっても、肝臓がアルコール成分を分解して体内から排出してくれるんだから、それで一件落着…、とはいきません。...